1ロットごとの色ぶれ
三価クロメートや黒色系の皮膜は、浴の使用日数、濃度、温度、持ち込みで色調が動き、光沢・青白・黒のいずれにも目で分かる幅があります。客先は色見本帳ではなく、すでに展示場の家具に付いている部品と比べます。実務的に機能する管理は一つだけで、日付を入れた限度見本を双方で保管し、どの面をどの照明下で比較するかを合意し、見本が退色したら出し直すことです。
家具用ねじ、連結ボルト、カム金具、意匠面の頭部を量産で表面処理します。ここでの仕様は強度区分ではなく、色、被覆、そして千本あたりのコストです。
家具金物は、このページ群のなかでほとんど強度が定義されない唯一の分野です。取引を失わせるクレームは「折れた」ではなく、「今回のロットは前回と青が違う」「ビットが十字穴に座らない」「展示品のねじ頭に傷がある」です。部品は小さく、数量は多く、価格は千本単位、そして合否の基準は数値ではなく承認済みの見本であることがほとんどです。したがって仕事の中身は、ロット間の再現性、見える面の被覆、そして正直な色管理そのものになります。
| 強度区分 | usually none — the drawing states appearance and driving torque |
|---|---|
| 硬さ | case ~450–560 HV on case-hardened tapping and confirmat screws |
| 材料 | S20C · SWCH carbon steel · S45C |
| 皮膜システム | Zn + Cr3+ clear / blue / black · black oxide + oil · zinc phosphate |
| 皮膜厚さ | 5–12 µm Zn — visible heads specified as a RANGE, not a minimum |
| 塩水噴霧 (NSS) | 24–96 h NSS (indoor service) |
| 水素脆性除去ベーキング | decided by hardness, not by size — case-hardened tapping screws get reviewed |
| 検査方法 | ISO 3497 · colour against an approved master sample · driving torque check |
家具の図面には強度区分がないのが普通で、それは抜けではなく正しい状態です。荷重条件は手で板材にねじ込むねじだからです。もし図面に区分が書かれているならお知らせください。工程も価格も変わります。
三価クロメートや黒色系の皮膜は、浴の使用日数、濃度、温度、持ち込みで色調が動き、光沢・青白・黒のいずれにも目で分かる幅があります。客先は色見本帳ではなく、すでに展示場の家具に付いている部品と比べます。実務的に機能する管理は一つだけで、日付を入れた限度見本を双方で保管し、どの面をどの照明下で比較するかを合意し、見本が退色したら出し直すことです。
バレルめっきは電流分布に従って析出するため、十字穴、止まりの六角穴、大径の意匠頭部の下面は電流密度の低い部位になります。軸部で測った膜厚は「正しい方法で誤った場所を測った値」です。頭部が客先の見る面であるなら、図面でそこを有効面として指定しなければ、誰もが測りやすい場所を測ります。
バレルの中で部品同士がぶつかり、見える頭部にクロメートを貫く傷が一本入れば、膜厚が全数合格でも不良です。これは検査を厳しくすれば消える欠陥ではなく、実在するトレードオフです。丁寧な取扱いは装入量を減らし、千本あたりの単価を上げます。見積の段階で決めるべきことで、通常のバレル価格で受けた意匠頭部は、通常のバレル並みの外観で納まります。
板材や鋳物に自らめねじを立てるねじは、使用中の引張ではなく、締結時のねじり荷重を受けます。軟らかすぎれば先端がつぶれるか軸がねじ切れ、硬すぎれば組立ラインで、あるいは客先の居間で頭が飛びます。効いているのは表面硬化ねじの表層と心部の関係であり、したがって重要な仕様は硬さと表層状態、そして締付け試験です。強度区分ではありません。この種のねじにはそもそも区分がないからです。
お見積依頼には24時間以内に返信します。
色名ではなく現物をお送りください。黒色三価クロメート亜鉛めっきと黒染めは別の系です。前者は黒色クロメートを施しためっき皮膜、後者は化成皮膜で、外観もわずかな防錆性も上に塗った油に由来します。並べれば同じには見えず、経年変化も異なります。現物を拝見すれば、御社のものがどちらの系か、そして当社がロットごとに維持できるかをお答えします。
ノックダウン金具の小ねじや連結ボルトは通常不要です。強度区分が必要な水準より十分低い荷重しか受けません。タッピンねじ、パーティクルボード用ねじ、家具用連結ねじは別で、先端が切削でき軸がねじり荷重に耐えるよう表面硬化されています。どちらであるかをお知らせください。めっきだけの見積と、熱処理+めっきの見積はまったく別の話になります。
屋内での耐用年数に足りる厚さで、それ以上は不要です。だからこそ上限付きのレンジをお願いしています。亜鉛は有効なねじ径を局部厚さのおよそ4倍だけ太らせますし、十字穴では厚付きが駆動部の形状を丸めて、組立時にビットがカムアウトします。屋内家具では、腐食が下限を決めるより先に、外観と組付性が上限を決めるのが普通です。
本ページの数値は業界で一般的なレンジであり、個別部品に対する保証ではありません。顧客図面・適用仕様・規格が常に優先し、すべての値は生産前に実部品で確認します。V.S. Heat Treatment は ISO 9001:2015 のもとで運営しており、それ以外の認証や業界固有の承認は主張していません。