
北部工業団地(ランプーン)の工場向け小物部品処理
本サイトで唯一、中部平野にも東部臨海部にも属さない団地です。工程がそれで変わるわけではありません。変わるのは、部品が動き出す前に判断を紙の上で終わらせておく必要がある、という点です。
当社の工場はサムットサーコーンの1拠点のみです。このページはランプーンのお客様向けの集荷・配送エリアについての案内であり、ランプーンに工場や支店があるわけではありません。
この団地の概要
| 県 | ランプーン |
|---|---|
| 幹線道路 | — |
| 最寄りの港 | バンコク港(クローントゥーイ) |
| IEAT 制度下の団地 | はい |
| 東部経済回廊 | いいえ |
| 産業構成 | 電子機器, 一般製造業・中小企業, 機械 |
「IEAT 制度下」とは、タイ工業団地公社(IEAT)が直接運営する団地と、民間デベロッパーとの共同運営団地の双方を指します。— は、地区全体について単一の状態を確認できなかったことを意味します。本表の名称には、単一の指定団地ではなく工場集積地区を指すものが含まれます。
港の欄の — は、その団地が二つの港の中間の内陸に位置し、どちらが近いか推測しないという意味です。本ページのいかなる記述も、距離・所要時間・納期の約束ではありません。
最終確認:

この団地の性格
北部工業団地は、民間デベロッパーとの共同事業ではなく、タイ工業団地公社が自ら運営する団地のひとつです。ランプーン県ムアンランプーン郡バーンクラーンにあり、国道 11 号線に面しています。公社自身の記録は設立を 1985 年としており、同じ記録が敷地を一般工業ゾーンと自由地域(フリーゾーン)に分け、そのうち自由地域のほうが広いと示しています。この一点がこの団地の性格をもっともよく表します。すなわち、製品が国外に出ていく製造業のために計画された団地だということです。団地自身の資料は、区域内の事業として電子機器製造に触れています。それ以上の主要業種は挙げません。この団地について、誰でも確認できる形で公表された業種別構成が見当たらないからです。はっきり言えるのは、ここがタイ北部のものづくりの要であり、そこから出てくる外注対象が小物部品だということです。
この団地が小物部品に求めるもの
部品を北部でつくり、中部で仕上げるときに変わるのは工程ではありません。往復一回のコストが高く、「たぶんこうだろう」で進める余裕がなくなる、という点です。そこから三つが導かれます。第一に、部品より先に図面と材料記号を送ってください。本サイトの他のページでは「サンプルを送っていただければ測ります」と申し上げますが、ここからだとその助言は車一台分の費用になります。最も安い第一手は運賃ではなく書類です。第二に、材料記号は強度区分ではありません。SCM435 は鋼種を示すだけで、仕上がった部品が到達すべき値までは示しません。この二つは別々に決まります。図面が JIS を引用している場合、あるいは ISO 898-1 の区分ではなく客先の社内コードで書かれている場合は、最初にお知らせください。JIS B 1051 は ISO 898-1 と同じ強度区分の体系を用いるためそのまま対応が取れますが、社内コードは多くの場合そうではありません。対応が正確に取れないところは、最も近い区分を黙って選ぶのではなく、取れないと申し上げます。第三に、ここは小物部品の仕事なので、外観と清浄度が硬さと同じ厳しさで見られます。そして部品は文脈を伴わずに当社へ届きます。ラインもなく、作業者もおらず、尋ねる相手もいません。だからこそ、部品と一緒に返す記録は添付書類ではなく納入物の一部です。硬さの測定値、皮膜厚さ、客先が要求する場合の塩水噴霧試験の結果を、その部品が属するロットに紐づけて記録します。
この団地の工場向けサービス
焼入焼戻し、三価クロム(Cr3+)亜鉛めっき、りん酸塩皮膜処理、自社試験室での試験。いずれも小物部品の大量処理です。

団地は国道 11 号線に面しており、本ページの道路欄が空欄なのはまさにそのためです。国道 11 号線は本表が挙げる 8 本の幹線に含まれておらず、表が扱っていない道路を幹線に格上げするくらいなら空欄のままにします。港湾欄はバンコク港です。地理的にはこれが最寄りの海港であり、南へ向かう道路経路はいずれもまずバンコクに達するため、ここでは比較すべき第二の候補がありません。ただし本サイトの団地ページの中で、この欄の説明力がもっとも小さいのがこのページです。ランプーンで詰めた輸出コンテナがどの港から出るかは、貴社のフォワーダーがどこにブッキングするかで決まり、それは運賃と本船スケジュールの判断であって、どの港が近いかの話ではありません。貴工場が団地の自由地域内にある場合は、見積り時に営業へお知らせください。通関手続は貴社の通関業者の仕事であり当社は助言しませんが、両端でのロットの識別と員数の数え方が変わります。引取と納品はロット単位で営業と手配します。これだけ離れた場所からは、小さなロットを頻繁に動かすより、回数を減らして一度の量を大きくまとめるほうが理にかないます。所要時間は公表していません。本サイトで唯一の時間の約束は、見積りに 24 時間以内で回答することです。
この団地からよくいただく質問
ランプーンにあります。小物締結部品をこれだけ遠くまで熱処理やめっきに出す価値はありますか。+
価値がない場合もあり、その場合は仕事を受けるより先に見積りの段階でそう申し上げます。より近い業者が必要な強度区分を保持でき、貴社が自社の客先に渡せる記録も出せるのなら、小さな一ロットについてはそちらのほうが良い答えです。遠距離に向くのは逆の場合です。小物部品のまとまった数量、明確な仕様が一つ、そして実測値の要求 — 硬さ、皮膜厚さ、要求があれば塩水噴霧 — があり、それがラインと同じ建物にある試験室から出てくること。図面と数量をお送りいただければ、どちらに当たるかを正直にお伝えします。
図面が JIS の記号で、ISO 898-1 の強度区分ではありません。対応できますか。+
測定の基準にできるものであれば対応します。JIS B 1051 は ISO 898-1 と同じ強度区分の体系を用いるので、そこから引用された区分は争いなく対応が取れます。SCM435 のような材料記号は種類の違う記述です。鋼種を示すだけで、仕上がった部品の強さを示しません。したがって、到達させたい区分または硬さの範囲は別途いただく必要があります。図面の番号が客先の社内コードであれば、その裏付けとなる文書もお送りください。当社が測定できるものへ正確に対応が取れない箇所は、最も近い区分を選んで黙っているのではなく、その旨を申し上げます。
量産数量を確定する前に、工程を確認するにはどうすればよいですか。+
工程確認ロットを流してください。識別を明確にした少量をお送りいただき、どの特性で判定されるかをお知らせいただければ、試作ではなく量産として扱います。同じ経路、同じ条件、同じ記録です。返るのは部品と、貴社仕様に対する実測結果です。合格すればその条件が当該品番に紐づけて記録され、全数量がその条件で流れます。不合格でも、失うのは大きなロットではなく小さな一ロットで、理由も分かった状態で残ります。
これだけ長い輸送では、ロットの梱包と表示はどうすべきですか。+
図番一つ、材料一つ、ロット一つを一容器にまとめ、外側に表示し、納品書にも同じ数量を記載してください。混載パレットは長距離を移動する部品でもっとも繰り返し起きる問題です。当社側にはどの部品がどの図面のものかを尋ねる相手がおらず、目視で仕分けることもしません。分けて届いたものは、それぞれの記録を付けて分けたまま返ります。返却数量が貴社の数字と突き合うのも、そのためです。







