
金属組織とは
切断・研磨・腐食(エッチング)して相を現したうえで、高倍率(数十〜数千倍)で見る鋼の内部組織です。
代表的な相にはマルテンサイト(硬い)、パーライト、フェライト、加えて結晶粒があり — これらが合わさって熱処理が成功したかを示します。
明らかになること
- 見かけの硬さでなく、本当のマルテンサイトが生成したか確認。
- 表面の硬化層深さを測り、脱炭層の有無を明らかにする。
- 結晶粒度、割れ、 porosity(空孔)、介在物を調べる。
- 不具合解析を進める — 例:もろさや疲労による破断。
いつ行うか
高い確度が必要な作業、新規ロット、品質問題が疑われるときに。
ロットからサンプルを切り出し、組織を観察し、画像付きの報告書を発行します。
よくある質問
実際の部品を試験しますか?+
同じロットのサンプルを使います — 切断・研磨が必要なため、破壊的なサンプル試験です。
硬さ試験とどう違う?+
硬さは*数値*を、金属組織はその数値の背後にある*理由* — 相・結晶粒・欠陥 — を示します。
部品が割れた原因を突き止められますか?+
はい — 破面と組織を観察すれば、もろさ・疲労・材料欠陥のどれで壊れたかが分かります。


