
V.S. Heat Treatment
熱処理・金属表面処理のスペシャリスト
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V.S. Heat Treatment
熱処理・金属表面処理のスペシャリスト
熱処理業者の視点:強度区分は「材料+焼入れ焼戻し」で決まります。頭部の数字だけではありません。
Grade 8.8 vs Grade 10.9
8.8 の呼び最小引張強さは約 800 MPa(約 22–32 HRC)、10.9 は約 1,040 MPa(約 32–39 HRC)。どちらも焼入れ焼戻しですが、10.9 は焼入性の高い合金鋼・ボロン鋼が必要で、ナットは強度区分 10 と組み合わせ、亜鉛めっき後はベーキングが必須です。
| 項目 | 8.8 | 10.9 |
|---|---|---|
| 最小引張強さ(呼び) | 800 MPa(M16 超は 830) | 1,040 MPa |
| 最小降伏点(呼び) | 約 640 MPa | 約 940 MPa |
| 硬さ範囲 | 約 22–32 HRC | 約 32–39 HRC |
| 典型材料 | 中炭素鋼・ボロン鋼:S45C、10B21 | 合金・ボロン鋼:SCM435、SCM440、10B33 |
| 工程 | 焼入れ焼戻し(焼戻し 425°C 以上) | 焼入れ焼戻し(425°C 以上、管理がより厳格) |
| 組み合わせるナット | 強度区分 8 | 強度区分 10 |
| めっき後の水素脆化 | リスク低め | ISO 4042 に基づくベーキング必須 |
| 主な用途 | 一般構造・機械の締結 | 高軸力、自動車、繰返し荷重 |
設計荷重に余裕がある一般締結は 8.8:安価で材料調達が容易、めっき後の脆化リスクも低め。
高い軸力が必要、またはボルトを減らす・小さくしたい場合は 10.9(自動車・繰返し荷重構造)。厳格なベーキングと工程管理を受け入れること。