
硬さとは?
硬さは、材料の押し込みに対する抵抗です。決められた荷重で圧子を表面に押し込み、できたくぼみの大きさや深さを測定します。
硬さは耐摩耗性や強度と相関するため、お客様が硬化部品を受け入れる際に用いる重要な数値です。
代表的なスケール
- HRC(ロックウェルC) — 焼入れ鋼で最も一般的。20〜65 HRC を素早く簡単に測定。ねじ・ナット・ボルトに使用。
- HV(ビッカース) — ダイヤモンドの四角錐圧子で、非常に薄い表面から非常に硬い部品まで測定。硬化層深さのプロファイルに最適。
- HB(ブリネル) — 硬い球を軟質・中硬度の材料に押し込み大きなくぼみを残す。鋳物や素材鋼に適する。
換算と注意点
おおよその換算表(例:ASTM E140)はありますが、あくまで推定値であり、精密な作業では実測の代わりにはなりません。
注意:めっき面、脱炭した表皮、薄すぎる部品は測定値を狂わせることがあります。表面を整え、適切なスケールを選びましょう。
硬さ証明書
良い焼入れには、実際の硬さ、測定点数、許容限界を記した試験報告書が付きます。
V.S. Heat Treatment のラボはビッカース硬さ試験(HV)を使用します — ダイヤモンド四角錐圧子を顕微鏡で読み取り高精度に測定 — さらに測定点ごとに0.3 mm まで分解できる蛍光X線膜厚計を備え、ISO 9001:2015 のもとで全ロットに報告書を発行します。
よくある質問
強度区分10.9 の硬さは?+
通常およそ32〜39 HRC で、実際の規格はそのグレードについて ISO 898-1 で定められます。
HRC と HV の違いは?+
HRC は一般作業向けで素早く、HV はより精密で薄い表面や硬化層深さに適します。



