
金属組織とは
金属組織とは金属内部の相と結晶粒の並びで、研磨・腐食して顕微鏡で見えます — 部品の硬さ・靭性・耐摩耗性を決めます。
鋼では、主な相は炭素量と加熱・冷却の仕方で決まります。
鋼の主な相
- フェライト — 炭素をほとんど溶かさない鉄。軟らかく延性がある。
- パーライト — フェライト + セメンタイトの層状。中程度の硬さ(写真参照)。
- オーステナイト — 高温(約800–900°C)で生成し炭素を多く溶かす。焼入れの起点。
- マルテンサイト — オーステナイトから急冷で生成。非常に硬いがもろい = 硬さの源。
- ベイナイト — 硬さと靭性のバランス。中程度の冷却速度で生成。
焼入れに金属材料学が重要な理由
焼入れは組織をマルテンサイトに変え、焼戻しでもろさを減らします — 相を制御できれば品質を制御できます。
ラボの金属組織分析で、本当にマルテンサイトが生成したか(見かけの硬さでないか)を確認し、硬化層深さや脱炭を調べます。
よくある質問
金属組織を見る理由は?+
本当にマルテンサイトが生成したかの確認、硬化層深さの測定、不具合原因の特定 — 熱処理QCの核心です。
記事の写真は何ですか?+
低炭素鋼の実際の金属組織写真で、フェライト(明)とパーライト(暗)が見えます。スケールバーは100 µm。
V.S. Heat Treatment は金属組織分析できますか?+
はい — 自社ラボで全ロットの金属組織・硬さ・膜厚を検査します。



