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金属材料学

脱炭:焼入れで起こる表面炭素の見えない損失

脱炭は、加熱中に鋼の表面が炭素を失い、芯はよく焼きが入っても表皮が軟らかいまま残る現象です。気づければ防げます。

読了 5 分 · 更新日 2026年5月20日

タイ・サムットサーコーン県の一つの工場大量の小物鋼製部品——ねじ、ナット、ボルト24時間以内に見積もり

壁掛け HMI タッチパネルの「Carbon Atmosphere」画面。カーボンポテンシャル、設定値、プローブ起電力(mV)、プローブ温度が並び、右に PV と SP の棒グラフが表示されている。
炉の雰囲気(カーボンポテンシャル)制御画面。測定値(PV)と設定値(SP)を常に並べて表示するのは、その差が表層の過浸炭・浸炭不足を生むため。

脱炭とは

酸素を含む雰囲気で鋼を加熱すると、表面の炭素が反応して逃げ、表皮が内部より炭素の少ない状態になります。

芯は規格を満たしても表面が意図より軟らかくなり、耐摩耗性や疲労寿命を損ないます — 特にねじ山で顕著です。

なぜ問題なのか

ねじ・ボルト・ばねは表面/ねじ山で荷重を受けます。軟らかい表皮はねじ山のなめり、急速な摩耗、ばねの早期疲労を招きます。

目では見えません — 表面と芯の硬さを比べるか、断面の金属組織を調べて検出します。

防ぎ方

  • 酸素を遮断するため、制御された(吸熱型)ガス雰囲気で加熱する。
  • 温度と時間を必要以上に長くしない。
  • 本当に硬い表皮が必要な箇所では取り代を残し、脱炭層を研磨で除去する。
  • 全ロットで表面硬さを確認し、表皮が規格を満たすことを確かめる。

よくある質問

脱炭はどう検出する?+

表面と芯の硬さを比較します。異常に軟らかい表面 — または断面で表皮にフェライト層が見える場合 — がそれを示します。

脱炭した表面は直せますか?+

薄い層なら研磨で除去できますが、厚い層は加熱段階で防ぐべきです。炉の雰囲気管理が鍵です。

ベルト炉は脱炭を減らしますか?+

はい — 制御されたガス雰囲気が酸素を遮断し、表面の炭素損失を抑えます。

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技術内容レビュー

V.S. Heat TreatmentのQA・生産チームがレビュー—1994年から熱処理・表面処理を行い、ISO 9001:2015品質システムで運用。

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