
脱炭とは
酸素を含む雰囲気で鋼を加熱すると、表面の炭素が反応して逃げ、表皮が内部より炭素の少ない状態になります。
芯は規格を満たしても表面が意図より軟らかくなり、耐摩耗性や疲労寿命を損ないます — 特にねじ山で顕著です。
なぜ問題なのか
ねじ・ボルト・ばねは表面/ねじ山で荷重を受けます。軟らかい表皮はねじ山のなめり、急速な摩耗、ばねの早期疲労を招きます。
目では見えません — 表面と芯の硬さを比べるか、断面の金属組織を調べて検出します。
防ぎ方
- 酸素を遮断するため、制御された(吸熱型)ガス雰囲気で加熱する。
- 温度と時間を必要以上に長くしない。
- 本当に硬い表皮が必要な箇所では取り代を残し、脱炭層を研磨で除去する。
- 全ロットで表面硬さを確認し、表皮が規格を満たすことを確かめる。
よくある質問
脱炭はどう検出する?+
表面と芯の硬さを比較します。異常に軟らかい表面 — または断面で表皮にフェライト層が見える場合 — がそれを示します。
脱炭した表面は直せますか?+
薄い層なら研磨で除去できますが、厚い層は加熱段階で防ぐべきです。炉の雰囲気管理が鍵です。
ベルト炉は脱炭を減らしますか?+
はい — 制御されたガス雰囲気が酸素を遮断し、表面の炭素損失を抑えます。
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