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金属材料学

締結部品の鋼種:S45C・SCM435・SUS304

人気の締結部品用鋼 — どれが焼入れでき、どれが耐食性があり、どう選ぶか。

読了 7 分 · 更新日 2026年5月1日

タイ・サムットサーコーン県の一つの工場大量の小物鋼製部品——ねじ、ナット、ボルト24時間以内に見積もり

白背景に整列させたねじ・ナット・ボルトのサンプル。黒色仕上げと光沢亜鉛めっき、複数の頭部形状と長さが並び、下部では六角ナットで文字 V と S を形づくっている。
当社が実際に受託する部品の例。対象は小物のみで、ねじ・ナット・ボルト・座金・ばねをロット単位でお預かりする。

なぜ鋼種が重要なのか

鋼種が最高硬度・靭性・耐食性を決めます。鋼を誤ると、部品は焼きが入らないかもろくなるので、まず基本を理解しましょう。

鋼の名称中の数字は炭素量を示すことが多く、S45C は約0.45%の炭素です。

炭素鋼

  • SWCH / 低炭素 — 一般ねじ向けに冷間成形しやすい。炭素が少ないため表面硬化(浸炭窒化)が必要。
  • S45C(中炭素 約0.45% C) — そこそこ全体焼入れ可能。一般のボルトやスタッドに適する。
  • 高炭素 — 高い焼入れ性。ばね・ロックワッシャー・耐摩耗部品向け。

合金鋼

  • SCM435(クロモリ、34CrMo4) — クロムモリブデン合金で焼入れ性が良く高強度。強度区分10.9/12.9 ボルトの主な素材。
  • SCr / SNCM — 高荷重・高疲労の自動車部品向け合金鋼。

ステンレス鋼

  • SUS304(A2) — 一般/屋外/食品用途に良い耐食性。ただしオーステナイト系のため熱で硬化しない(冷間加工で硬化)。
  • SUS316(A4) — より高い耐食性で塩分に強い。海洋・化学用途向け。
  • SUS410/420(マルテンサイト系) — 焼入れ可能だが304より耐食性は劣る。硬さが必要なねじ・ピン向け。

選び方

高荷重+焼入れ→SCM435。低コストの一般作業→表面硬化した炭素鋼+亜鉛めっき。高硬度は不要で耐食性重視→SUS304。硬くてそこそこ耐食性も→マルテンサイト系ステンレス。実際の用途に合わせて当社チームが助言します。

よくある質問

SUS304 は焼入れできますか?+

熱ではできません(オーステナイト系)。冷間成形で加工硬化します。本当の硬さが必要ならマルテンサイト系を選んでください。

強度区分10.9 のボルトはどんな鋼?+

多くは SCM435 合金鋼で、そのグレードの硬さと靭性に焼入れ・焼戻しされています。

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技術内容レビュー

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