
原因を推測する前に症状と証拠を整理
硬さ不足・ばらつき
焼入れ割れと遅れ破壊
急な断面変化、鋭角、残留応力、過熱、強すぎる冷却は焼入れ割れの要因です。電気めっき後に時間をおいて破断した場合は水素脆化を別に評価します。
追加焼戻しは応力を下げても既存の割れを修復しません。
変形・脱炭・表面軟化
薄物、長尺、非対称形状、冷間加工応力のある部品は変形しやすいため、装入方向、冷却、応力除去、仕上げ代、試作ロットで管理します。
心部が硬く表面が軟らかい場合は脱炭を疑い、硬さ分布と断面組織で確認します。
原因解析に必要な情報
- 図面、材料、硬さ仕様と測定位置
- ロット番号、装入量、実測値と使用機器
- 洗浄前の写真、処理前後寸法、発生時点
- めっき・酸洗・ベーキング履歴
- 同一ロットの合格品と不良品
よくある質問
硬さ不足品は再焼入れできますか?+
場合によります。材料、組織、原因を確認せず再加熱すると結晶粒粗大化、変形、割れの危険が増します。
表面だけ軟らかいのはなぜですか?+
脱炭、スケール、測定面の影響が代表的です。硬さ分布と断面で確認します。
規格・参考資料
エンジニア向け無料ツール
- 硬さ換算 HRC ↔ HV ↔ HB
- 焼入れできる鋼種と到達硬さ
- ねじ・ナット1000本の重さは?
- 購買・QC向け表面処理仕様作成ツール
- 塩水噴霧試験計画作成ツール
- めっき厚 → ねじ嵌合(GO/NO-GO)
- 水素脆化——ベーキングは必要?
- ボルト締付トルク・保証荷重
- ねじ嵌合長さ
- ボルトサイズ推定(荷重から)
- ボルト強度区分——機械的性質(ISO 898-1)
関連する比較ガイド
- Case hardening vs Through hardening浸炭焼入れ vs ズブ焼入れ:ねじ・ボルトはどちら?
- Annealing vs Tempering vs Normalizing焼なまし vs 焼戻し vs 焼ならし:部品に必要なのはどれ?
- Quenching vs Tempering焼入れ vs 焼戻し:一つの工程の二つの半分
- Carburising vs Nitriding浸炭 vs 窒化:ねじ・ナット・ボルトは実際にどちらを受けるか
- Carbonitriding vs Carburizing浸炭窒化 vs 浸炭:締結部品の表面硬化はどちら?
- S45C vs SCM440S45C vs SCM440:焼入れにはどちらを選ぶ?
- SCM435 vs SCM440SCM435 vs SCM440:合金として一段違うだけ、しかし結果は違う
- Grade 8.8 vs Grade 10.9 vs Grade 12.98.8 vs 10.9 vs 12.9 ボルト:実際に何が違う?
- Class 10.9 vs Class 12.9強度区分 10.9 vs 12.9:何が増え、何を引き受けるか

